祖父の思い出。

2020/08/09 ブログ
logo

 私は父の仕事の関係で宮崎県日南市に生まれた。母方の祖父は市内でたばこ屋を経営していた。祖父は沖縄戦から日南で唯2人帰国した内の1人で、忌まわしい過去から逃れるかのように毎晩少々お酒を飲んでは歌い踊るという生活を送っていた。

 その影響か私の母も歌が好きで何時も歌声が絶えなかった。両親は私が学生時代に東京に転勤となり白金台の社宅で生活を始めた。結婚が決まり社宅で挨拶回りをしている際母から近所のカラオケスナックに誘われ妻と行ったが妻は怪訝そうな顔をしていた。

 妻の実家は愛知県の岐阜県境にある小さな村で江戸時代から代々医者をしていた家系である。父親が養子として結婚したが地元には帰らず豊川市で病院を開業した。父親は豊橋市の出身で丁度真ん中に作ったと言い訳しているが実際上は自分の田舎に帰ったのである。適切な判断だったと思う。

 母親はとても良い人で私は大好きなのだがいかんせんお嬢様育ちで実社会を知らない。私も我がままなので随分迷惑をかけたと思う。妻は私以上に我がままである。結婚式で同級生が皆我がままだから注意してと言っていた。実際余りの事でもう20年別居している。15年以上会ってもいない。

 妻も医者なので実家の副院長をしており生活には不自由はない。子供の教育も全て妻に任せたが普通に常識人として育ってくれた。よくあんな環境で。いずれは独立して家庭を作る事だろう。